疑問を発し続ける。
今日は「なぜなぜ5回」について解説していきたいと思います。
「なぜなぜ5回」と書いてると,なんか変な感じがしますよね。
なんか幼稚な言葉の感覚?
しかし,有名なトヨタで,
文字通り,5回「なぜ」と言う疑問を発すると言うことです。
こういう思想から成り立っています。
「人は原因と現象を区別しにくい。」
ある著名なコンサルタントのセミナーに出たとき、
顧問先の社長のほとんどが、
・利益が上がらない
・従業員の士気がわからない
などなど,いろんな不満を言う。
しかし,1つまたは2つの「原因」を対策すれば,いろんなこと(
例えば,あなたが医師であるとします。
患者さんが、
「先生,膝が痛いんです。階段が上るときに,
「膝が痛いんです。」ということに対して、「
「階段を上るときに息が切れる」には,「
「服がすぐ着れなくなるんです」には,「
とは、当然言わないと思います。
簡単に言うと「痩せろ」って言うことですよね。
このような事のように、
太るって言う「原因」と様々な症状と言う「現象」
原因は見ることができませんが、現象は見ることができるので,
目先の現象について困っているんで,
こんなことが非常に多いのです。
「なぜなぜ5回」の実例を言います。
「先生,階段を上る時,膝が痛いんです。」->なぜですか
「歩く時も痛いからです。」->なぜですか
「体の動作が重いからです。」->なぜですか
「最近,どんどん太ってきたからです。」->なぜですか
「ストレスがあってどうしてもたくさん食べてしまうのです。」-
では,大学受験では
「先生希望する大学に合格できないんです?」
->なぜですか?
「自分は頭が悪いんです?」
->頭が悪いと言う事はどういうことなんですか?
「たくさん勉強しても成績が上がらないんです。」
->なぜですか?
「公式を覚えて,たくさんやっても、
->それならば,大学の過去問を集中的にやればいいですね
ほとんどの生徒さんが陥る罠。
簡単な問題集しかやっていないので、
公式を覚えて、式に値を代入して、答えを計算させる。
その問題しかやっていないと、
というのに何かの問題に直面した時、
5回程度を問いを繰り返すと良いと言われています。