大学入試・英語の学習に役立つ記憶術:宮口公寿

自営業だった父親の仕事が突然傾き、大学進学をほぼ諦めかけていました。 「東京大学という最難関の大学」へ志望校を変更しました。どうせ実現不可能と思っていましたが、学費がほとんどかからないという大学という選択肢しかありませんでした。 周囲の人たちは、私を見て笑っていました。 偏差値41の人間が東大に合格するはずがないと。 普通の勉強法をやっていては絶対に合格しないと思い、ありとあらゆる勉強法を探しました。 そこで出会ったのが、記憶術でした。 そして、私は、記憶術を縦横無尽に活用して、見事東京大学へ

ブログを書けなかった言い訳をします

久々のブログです。

 

まずブログを書けなかった言い訳をします。

ものすごく忙しかった!!!!

 

大学受験の生徒さんもそうなんですが、新たに始めた経営コンサルが軌道に乗って、ものすごく忙しかったと言うことです。

また,従来のコンサルしてる方の仕事の負荷も非常に増えてその影響もあります。

 

不思議と物事は重なる物です。

 

しかし,またここで新たな気づきがありました。

 

桁違いに忙しくなると、新たな手法を発見すると言うこと。

 

例えば,大学受験にたとえれば,数学を半年で合格レベルまで仕上げるということを考えます。これはもちろんできるけどなかなか難しいと思います。今7月ですから,ギリギリ間に合いますよね。


しかし,もし受験が10月になるとしたら,2ヶ月しかないと想定にして考えしょう。諦めらめなければ,意外と達成できるもんなんです

 

もちろん,数日で圧倒的な成績を上昇させることとは無理なんですが、2ヶ月もあればできます。

 

われわれは,常識と言う悪魔に取り付かれています。

 

記憶術がそうなんですが、まさか1晩で1冊の本が,記憶できるなんて,世の中の常識からいったら,おかしいです。しかし,出来るんです。

 

その証拠に、家で記憶術をやっても数時間かかり,中々できなかった生徒さんが、私の個別指導で,私と一緒にやると、その量がたった5分で出来ます。

 

この数ヶ月間いろんな気づきを、ブログで書いていこうと思っています。

 

お楽しみに。

シミュレーション!シミュレーション!シミュレーション!

今回で3回目です。

 

頭の中でこれからのアクションを考えたら、すぐにそれをやらないで、実行した結果についてシミュレーションして下さい。

 

勉強の成績を上げるために,毎日16時間勉強する。そんな壮大な計画だったらどうでしょうか?最初の数日は実行出来るとしても、それを継続するのは困難でしょう。

 

しかし、目の前の不安を取り払うために、そんな不可能なことまで,やろうとしてしまうものです。人間は、不安に翻弄される動物です。論理的思考よりも、感情の方が優先されます。わかっていても、してしまう。

 

私は、意外と感情に流されないタイプです。高校生の頃、周囲が格好つけて,タバコを吸い始めました。喫煙者は,クラスの中でのほんの少数でしたが、私は喫煙した後のことを,頭の中でシュミレーションして・健康に悪い・毎日,タバコ代が意外とかかる・いやな匂いがする・寝たばこなどで,火事になりやすいという様々なデメリットをすぐに思いつきました。

 

しかし、そんな論理的に考える私でも、日常の生活で衝動が混ざってしまうことがあります。

 

食欲です。

 

太ると分かっているんだけど、どうしても食べてしまう。今は、ダイエットしたおかげで太っていませんが、たくさん食べる食生活を何十年もしていました。


私のような体格の良い人間は、昨日たくさん食べても、朝になるとお腹が空きます。痩せてる方にとっては、考えられないと思います。昼にバイキングにいっても、夜なると必ずお腹が空きます。

 

食べ続けて、体重を増やして、病気になったら,食べられなくなる。頭の中で、自分にシミレーションした結果、今の食生活は一変しました。

 

朝は、健康に良いものを食べます。昼は、カロリーを消費から安心なので,意外としっかりと食べます。夜は、最小限のカロリーで,野菜などを中心に食べる。夜はいつも空腹です。太っていた頃の私から考えると,想像もつかない食生活です。
非常に体調が良いし,体重も落ちてきて,維持しています。

 

現状を改善するアクションを計画したら、それを実行したら

・どういうメリットがあるか

・どういうデメリットが生じるか?

 

頭の中でしっかりとシミュレーションして、その方策が最も実行しやすく、最も継続しやすいものに,修正していきます。完璧を目指してはいけません。


・問題を分解する・5回なぜと自分に問いを発する

・アクションに対する結果を頭の中でシュミレーションするという3点を話しました。
ずっと考えていて、アクションに取り掛かれなかったら,最もまずいことなので、見切り発車することも大事です。
・考えないで,アクションするのはだめ。

・考えすぎて,アクションできないのもだめ。中庸がベストです。

ほんの少し考えて、アクションしてみる。出た結果について自分自身でシミレーションし、最適化する。そんなループを回してください。

 

メルマガ、お楽しみいただけたでしょうか?

 

しかし、どうしても感じがつかめない方のために,期間限定で無料個別サポートを若干名行いたいと思います。詳細は,後日, 発表します。皆さんと触れ合って、皆さんがどんなことで困ってるか話してみたい、私の最大の欲望です。

疑問を発し続ける。

今日は「なぜなぜ5回」について解説していきたいと思います。

「なぜなぜ5回」と書いてると,なんか変な感じがしますよね。
なんか幼稚な言葉の感覚?

しかし,有名なトヨタで,生産工程の改善に使われてきた手法です。
文字通り,5回「なぜ」と言う疑問を発すると言うことです。

こういう思想から成り立っています。
「人は原因と現象を区別しにくい。」

ある著名なコンサルタントセミナーに出たとき、その講演内容に衝撃を受けました。

顧問先の社長のほとんどが、
・利益が上がらない
・従業員の士気がわからない
などなど,いろんな不満を言う。
しかし,1つまたは2つの「原因」を対策すれば,いろんなこと(現象)が改善される。

例えば,あなたが医師であるとします。

患者さんが、
「先生,膝が痛いんです。階段が上るときに,息切れがするんです。洋服がすぐに小さくなったりします。時々,動悸がします。ズボンのウェストがはまらないんです。」と言われたらどうしますか?

「膝が痛いんです。」ということに対して、「関節痛の薬を出しましょう。」
「階段を上るときに息が切れる」には,「心臓の薬を出しましょう。」
「服がすぐ着れなくなるんです」には,「ユニクロに行ってどんどん新しい服を買いましょう。」
とは、当然言わないと思います。

簡単に言うと「痩せろ」って言うことですよね。

このような事のように、
太るって言う「原因」と様々な症状と言う「現象」を混同しやすいのです。
原因は見ることができませんが、現象は見ることができるので,目につくのです。

目先の現象について困っているんで,その現象を改善したいと思い、対症療法的な作業してしまう。
こんなことが非常に多いのです。

「なぜなぜ5回」の実例を言います。

「先生,階段を上る時,膝が痛いんです。」->なぜですか
「歩く時も痛いからです。」->なぜですか
「体の動作が重いからです。」->なぜですか
「最近,どんどん太ってきたからです。」->なぜですか
「ストレスがあってどうしてもたくさん食べてしまうのです。」->そのストレスを減らす工夫をしましょう

では,大学受験では
「先生希望する大学に合格できないんです?」
->なぜですか?

「自分は頭が悪いんです?」
->頭が悪いと言う事はどういうことなんですか?

「たくさん勉強しても成績が上がらないんです。」
->なぜですか?

「公式を覚えて,たくさんやっても、試験の問題が解けないんです」
->それならば,大学の過去問を集中的にやればいいですね

ほとんどの生徒さんが陥る罠。
簡単な問題集しかやっていないので、学校の授業中に出るような定期試験はできるのです。

公式を覚えて、式に値を代入して、答えを計算させる。
その問題しかやっていないと、入学試験のような応用問題を解くことができません。

というのに何かの問題に直面した時、すぐにその問題を解決するのではなく、その問題を生じさせる原因について考えています。そして,その原因を考えてみたら,さらにそれが現象であるか,原因であるか,区別するために,問い続けます。

5回程度を問いを繰り返すと良いと言われています。

問題点を分割する。

前回のブログで列挙した手法の1つ、問題を分割するということについて解説しましょう。

よくこんなこと聞きませんか?
・何が,わからないかが,わからない。
・何を,どうやっていいか,わからない。
・何から,始めていいか,わからない。

勉強を始める初心者がよく言う言葉です。

 

「何をやっていいかわからない」という状態だと,つい,目先のものを一生懸命やってしまいます。やみくもに綿密にやってしまうのです。

 

こういう場合は,大概,必要のない部分も細かくやってしまうので,すぐには 効果が出ません。成果が出るまで我長時間かかり,挫折しまう可能性が非常に高いと思います。

 

私の指導は,全体の道のりを概観してもらいます。
例えば,旅行を例として考えましょう。

 

みなさん,旅行に行きたいと思ったら,まず目的地を考えます。
東京に住んでいて,大阪に行くか,九州に行くか,香港に行くか,金額も違うし,日数も違います。

 

特に移動手段が違いますよね。
東京から大阪だと,ほとんどの場合は新幹線です。東京から九州だと新幹線と飛行機,飛行機の比率がある程度高くなります。沖縄,香港だと,確実に飛行機です。

 

大阪だと日帰り出張,沖縄だとほぼ泊り,香港だと確実に数日間泊まります。
というように全体を概観して,まず,分かっていることと,分かっていないことを分離します。

 

皆さんの目的である入学試験,資格試験取得について考えてみましょう。
入学試験なら,どこの大学に合格したいのか?
資格試験なら,どの資格試験に合格したいのか?

その大学に行く目的は何か?
その資格を取得する目的は何か?
ということを,まず最初に考えてもらいたいと思います。

 

大学受験の場合は,過去問です。
まず,自分の出発点である現状を把握します。次に,旅では出発点である過去問を分析します。出発点から目的地までの交通手段を考えます。どこの部分がネックで,どこの部分が大事なのか?

 

もちろん, こんなこと言うと必ず,
「先生,東大を目指したいのですか,過去問を見てもチンプンカンプンです。」という人がいるかも知れません。

 

それは,分析する気がないからです。
問題点を分割し,解決策が自然にわかる程度に,細かくしていきます。

 

私の個別指導では,このように生徒さんと一緒に問題を分割し,合格するためには,絶対やらなければいけない部分を特定します。不得意な部分に優先順位を高くつけてもらっています。80点取れるものを90点にするよりは,50点しか取れないものを60にする方が,労力の1/5以下です。

 

ほとんどの試験は,総合点で合否が判断されます。このように分析すると,各大学,各試験によって大きな傾向があるのわかります。例を出してみましょう。

ては,大学受験の生物について考えてみましょう。

 

私立大学医学部で,比較的簡単な大学の生物の試験は,ほとんどが暗記です。暗記の知識を選択肢から選ぶだけです。なぜならば,みんな正確に文字を書けないからです。かつ,採点業務をマークシート方式で効率化したいからです。

 

そして,次に難しい大学は,記述式になります。それも簡単な単語を書かせたり,簡単なことを1行程度,または2行程度を書かせたりするだけです。

 

東大のような難関大学になると,同じ科目なのに,暗記で解ける部分は2割程度しかありません。大量の実験データを示し,それを理解し,推論し,結論を書いてもらうという形です,生物の知識がなくてもかなり点取れますが,逆に言うと,生物を一生懸命暗記しても,点数の上昇は見込めません。

 

各大学によって,合格者に求める能力に大きな差があります。

合格しやすい大学は,学生に大学の授業を理解するための基礎知識を求め,偏差値の高い難関大学は,学生が基礎的知識あるのは当たり前,その上で,長い文章を読んで理解し,推論する力。論文を読む力があるかどうかを求めます。

 

このように問題点を分割していき,自然と解決策が思い浮かぶ単位まで,細かくしていきます。


これが第一の手法です。

 

中学生が,半年で中学生の数学と高校生の数学まで,全て終了してしまった話

前回のブログでは、数学の苦手な中学生が,半年で中学生の数学と高校生の数学(大学受験の数学の基礎)まで,全て終了してしまった話をしました。

 

そんなことって信じられませんよね!
だけど実際に本当です。

 

私が猛勉強を強制していると思うでしょうか?

 

私の指導のポリシーは、全く勉強しないで成績を上げることができないけど、可能な限り勉強を強制しないと言うことです。

 

強制されてしまうと勉強するのが嫌いになってしまうので,強制した事がありません。優秀な大学に合格して、自分の将来の職業選択の自由を最大化することはもちろんです。さらに、知的好奇心に満ちた人生を歩んでほしいというのが私の目的です。

 

しかし、あまりにも短時間の勉強では、なかなか効果が上がりません。効果か分からなければ、楽しいなって思えるわけないですよね。

 

そこで、多数の生徒さんの指導経験から,経営コンサルティングの手法を活用すると,かなり効果が発揮されるということが分かりました。

 

車輪の再発明をするな」と言う諺があります。

 

すでには発明されたものを、ゼロから考えるほどばかばかしいことはありません。大学受験、受験勉強は、皆さんが思っている勉強とは全く違います。全く違う観点から考えてみると、新しい攻略法を見つけることができます。

 

受験勉強は仕事だと思ってください。才能も必要なければ、大幅な努力も必要ありません。効率的なノウハウと少しの努力だけです。

 

仕事には、納期とクオリティーの保証があります。

 

入学試験に対応して言えば、納期は受験日、クオリティーは合格点です。

 

入学試験の日までに、合格点よりほんの少し上の点数を取る能力を獲得すれば良いと言うことです。

 

これで、時間と目標は、明確に決まりました。

 

私は以下の4つの観点について皆様に紹介します。

・問題を分割して、自動的に解決するまでに細分化する。
・なぜと5回連続して考える。
・自分の勉強方針が実行できたとして、その効果を事前に検証する。
・イノベーティブな発想をする。

では次のブログでは問題点を分割するということに、焦点を置いて説明したいと思います。

 

 

こんな手法をつかえば,中学3年でも,微分・積分がわかってしまう。

原点に戻って記憶術について、また書いてみたいと思います。

 

ブログを書けなかった言い訳を1つ。

 

生徒さんが増えたり、新しい新規事業として立ち上げた仕事が、予想以上にうまくいったり、I Tの指導業務が拡大して、日常業務に忙殺されて、ブログに手がつけられませんでした。

 

確かに売り上げも上がったし、仕事も充実してk\いるのですが,どれも対面の仕事なので,私がじっさいに働く必要があるので限界があります。そこで、限界のないオンラインの活動を再開したいと思っています。

 

このコロナ危機によって、学力はものすごく差がついていると思います。

 

もし,私が小学生だったら、学校に行かなければ絶対に勉強しないし、家にいてもずっと遊んで、どんどん学力は下がるばかりだし,かといって打開策は無い。そんな感じの子供時代を過ごしていると思います。

 

東京大学に合格できた私ですが、小学校の頃は、馬鹿でした。(今,頭がいいというわけでは全くありません。)昭和40年代だったので、進学熱もあまりなく、宿題もほとんどありませんでした。

 

そのかわり,当時普及し始めたテレビに夢中になっていて、不思議なことに新聞の番組表のテレビ欄は,全て自然に暗記して言える位になっていました。今で言えばYouTube

 に夢中という感じてす。

 

家が少し裕福だったので、昭和40年代に早くもカラーテレビを購入し、外国の映画をカラー(天然色)で見ていました。

 

当時、映画館で見る映画が,家で毎日見れるんだと思って,感動したのを覚えています。カラーテレビは,当時,非常に高価だったのです。

 

商売が上手かった父親が、カラーテレビを無理して購入しましたが、カラーテレビを見たいがために,うちにお客さんが殺到し、ビジネスが非常にうまくいきました。

 

骨董屋をやっていたので、店先にテレビを置き、お客さんが,1,2時間見てる間に、依頼された骨董の修理をして、お金をいただく,そんなビジネスモデルでした。夜は,一家団欒でテレビを見ていました。当時としてはめずらしく,しばらくしたら,ほぼ1人1台レベルぐらいで,テレビを購入していました。

 

こんな環境だったので、よっぽど意識の高い人でない限り、勉強ってやりませんよね。

 

東大に合格して,さらに,かなり良い成績で卒業しましたが、小学生の時,大学にすら行けるなんてこれっぽっちも思っていませんでした。勉強がものすごく苦手だったし、特に嫌なことは、漢字を覚えるこでした。

 

漢字のテストなどがあると、大概,びりで、やっとびりから抜け出したと思うと,同じく最下位だった友達も同じ点数を上げていました。

 

だから,勉強ができない人の気持ちがものすごくよくわかっています。それが,現在の1対1の個別指導に非常に有効な武器になっています。

 

ある中学生が半年前にきました。数学が苦手で、将来の希望である医学部進学を諦めろと,学校の先生や塾の先生に言われて,私のところに駆け込んできました。

 

毎日,30分ぐらいしか数学をやってないのに,もうすでに高校3年生の数学をひととおり終え,センター試験ならば,多分50点ぐらいは取れると思います。それでは,まだ有名大学に受かりませんが、あと1年しないうちに,大学受験の数学は終わってしまう予定です。

 

どうやってそのように短時間の勉強で高い成績を得ることができたのか?
これは経営コンサルティングの手法を使っているからです。

 

ちょっと長すぎたので,次のブログで。

全ての人がうまくいかないただ一つの理由を解説します。

前回のブログでは,二人の生徒さんに登場してもらいました。

生徒A)ノートの中には,たくさんの問題の答えが書いてある。答え合わせしていると,全て正解。

(生徒B)ノートに色々と落書きしているような物があるが,一問も解けていない。時々,斜め45度を見ているようで,数学の問題をやっているか。どうか分からない。

 

もちろん,どちらがいいかと言うと,生徒Bさんです。しかし,側から見ていると,生徒Aさんの方がいい感じがします。

 

だって,たくさんの正解があるからです。

 

ちっと待ってください!!!!

 

短時間にたくさんのことを正解するのは,その問題が簡単だからです。その理由は解ける問題しか解いていない。

 

特に学校の定期テストに例にとって説明しましょう。

 

数学の公式を覚えます。そして,その公式に具体的な値を代入します。これで終わりです。学校の定期試験は,最低限のことしか教えないので,公式を覚えているか,それを使うことができるかだけしかやりません。

 

もちろん,これもできない人が確かに多いので,これで勉強の価値があります。しかし,これだけでは,前回のブログで記した出口である大学受験には失敗してしまいます。

 

なぜ,こんなことを言っているのか?

私自身がこのことで,受験生時代に失敗しそうになってしまったからです。

 

東大を目指していました。だから,一生懸命,勉強していたので,公式は全部覚えていたし,簡単な練習問題をやって満点でした。そうすると,満点である自分に気持ちがよくなって,もっと難しい問題をやらなければいけないのに,自分でもわかっていない無意識の範囲で,簡単な問題を大量にやってしまう。

 

だって,東大の本試験(センター試験足切りされた後に,東大の校舎で受ける試験)での合格点は,数学だと,60点から70点。満点取れる人は,ほとんどいません。

これは難しい試験であるほど,この法則が成立します。

 

最も難しい試験と言えば,司法試験です。ある司法試験の予備校の正職員だった人から,こんなことを行っていました。もはん回答を作るには,以下の手順を踏みます。

・複数の受験生から,回答を集める
・予備校の職員が,複数の回答を一つにまとめる 
・業務提携している弁護士(その予備校で講師をしている)にその回答を送り,1週間かけて満点の模範回答を作ります。

 

一方,受験生は,その問題を数時間で,たた,六法全書だけを頼りに回答していきます。

 

だから,満点なんて取れるわけはありません。

先生と受験生は,全く違うのです。